日本昔ばなしの「さるかに合戦」。小さい頃おかあさんに読んでもらって馴染み深い物語ですよね。
その物語に出てくる「柿」。
「柿」についてみなさんはどのようなイメージをお持ちですか?
私の中で、柿のイメージは田舎に柿の木があり、どこか
日本では相当古くから柿が栽培されており、品種も1000種類以上あります。
日本の風土に合っていることがわかります。
昔ながら私たちの生活に身近な存在だっただけに、柿には実は驚くべき栄養素が含まれていることを
意外と知られていません。
柿は日本人が誇れる「スーパーフルーツだ!」ということを次から証明していきます。
<柿の栄養価>

昔から「柿が赤くなれば、医者は青くなる」と言われるほど、柿は栄養価が高く健康食品として
非常に適していると言われています。
・カリウム
カリウムは塩分を排泄する働きがあります。高血圧・浮腫みの予防に効果的です。
また長時間運動して筋肉が痙攣するなどを防ぐ働きもあります。
カリウムが不足してしまうと筋肉が弱り、障害を起こしてしますこともあるため、
日常的に運動をしている方は積極的にカリウムを摂ることをおすすめします。
・豊富なビタミン類
柿は総合ビタミン剤と呼んでいいほどビタミンが豊富に含まれています。
ペクチン、βカロテン、β-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、リコピンなどの
カロテノイド、ビタミンCが多く含まれています。
柿1つ食べると、体に必要な1日分のビタミンCを摂取することが出来ます。
疲労回復、ガン予防、老化防止、風邪の予防にもなるので
今から寒くなる季節に柿は最適なフルーツですね。
また柿の葉にもビタミンCが多く含まれており、その量はなんとみかんの30倍も含まれているそうです。
聞きなれない方などもいるかもしれませんが、「柿の葉寿司」「柿の葉茶」があり、
葉っぱまで食べることが出来るのです。
・ポリフェノール
ポリフェノールを多く含まれるものと言えば赤ワインを想像しがちだと思います。
しかし!!!
柿には赤ワインの約50倍ものポリフェノールが含まれています。
さらに抗酸化パワーは緑茶の500倍含まれているとも言われており、
まさに「スーパーフルーツ」なのです。
<知っておくと役に立つ豆知識>
・二日酔いの予防をしてくれる
柿の中に含まれているビタミンCとタンニンには血液中のアルコール分を外へ排出する働きがあります。
服腎臓機能の低下を抑える働きもあり、酵素(カタラーゼ、ペルオキシダーゼ)がアルコールの酸化、分解を促進します。
それにより、血中アルコール濃度の上昇を防ぎ、二日酔いになりにくくなる働きをしてくれます。
お酒が次の日に残りやすい方は、お酒を飲むときのつまみに柿をチョイスしてみましょう。
・ダイエットに効果的
カリウムやビタミンが豊富に含まれている柿はその栄養効果から代謝が高くなり、痩せやすい体づくりを
味方してきれます。
おやつ替わりに食べたり、高カロリーな食品を置き換えして食べるなどしてダイエットに積極的に摂り入れて
みてはいかがでしょうか。
しかし、柿は100gあたり60カロリーあるので1日に2個程度食べることを目安としてくださいね。
・美肌効果
ビタミンCが活性酵素を抑制してくれ、シミやそばかすなどの肌トラブルを予防してくれます。
またお肌のハリ、しわ、たるみなどの美肌効果も期待でき、
年齢を重ねるにつれ、悩みごとが増える女性のお肌の味方です。
・便秘や下痢の解消
柿はペクチンを多く含み、食物繊維も豊富で便秘に効果的です。
タンニンは腸内環境を整え、有害物質の排泄や栄養素の吸収、腸内環境の正常化に働きかけてくれます。
<まとめ>
今から旬で私たちに馴染みのある「柿」。
実はスーパーフルーツだと見直していただけたでしょうか。
しかし、食べ過ぎてしまうと柿に含まれているタンニンが胃腸の機能低下を引き起こし、
便秘や下痢になる可能性があります。
いくらスーパーフルーツでも食べ過ぎは体に毒です。
適量を守り、風邪などが流行る季節に積極的に摂り入れ、予防し元気に過ごしましょう。
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